“あおざくら”という防衛大学を舞台にした漫画があります。中学時代には進学先としたことがあり懐かしい気持ちからついつい買ってしまうのですが、防衛大学で最初に体に叩き込まれることはタイトルにある“理不尽”だそうです。災害や戦争など理屈では受け入れがたい不可抗力的な不条理ともいえる出来事に対し感情で対応するのではなく　冷静に事実を受け入れて対応できるようにする訓練らしいです。中国武漢に端を発し世界を席巻している新型コロナウィルスですが、私たち歯科医院でも受付での体温計測や飛沫感染防止策はすっかり日常となりました。感染したらどうしようとか、行動制限がいつまで続くのかとか、不安で鬱になる人も増加しているようです。昔から地震台風火事おやじ、と言われたどうしようもない理不尽な出来事には思い悩んでも仕方ないので淡々と日々を過ごしていきましょう。映画“風と共に去りぬ”の最後のシーンではビビアンリー扮するスカーレットオハラが“Tomorrow is another day!”と叫びます。最も感動的なシーンですが、日本語で“明日は明日の風が吹く”と訳すとなんとなく感動も白けてしまうので 　ここは“明日に望みを託して”という言葉に訳したいと思います。では一緒に大きな声で叫びましょう、“Tomorrow is another day!”