歯を長持ちさせたい

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歯を長持ちさせるために

歯を長持ちさせるために

近年、数多くの歯科医院では「80歳になっても20本の歯を維持することを目指す」という「8020運動」を推奨しています。
50代・60代で総入れ歯という方も多かった時代と比べると、現代は自分の歯を維持できている方がとても多くなりました。
そんな8020運動をはじめ、私たちが自分の歯でしっかり噛んで充実した人生を送るためには、いくつかのポイントがあるため、以下で紹介していきたいと思います。

ご自身の歯を健康に維持するためのポイント

1本でも多くの歯を健康に長持ちさせるためには、トラブルのリスクを軽減すること、トラブルを早期発見・早期治療に繋げていくことが重要です。

日々のセルフケアをしっかりと行いましょう

虫歯や歯周病といった口腔トラブルを引き起こさないためには、とにかくケアをしっかり行うことが必要不可欠です。
理想は朝・昼・夜、毎日3回のブラッシングを習慣化することです。
また、正しいブラッシングの方法を身につけるために、ぜひ予防歯科を活用してください。

ブラッシング指導を受けてみる

自分ではしっかり磨けているつもりでも、なぜか虫歯になってしまう、磨き残しを指摘されるという場合には、自己流のブラッシングになってしまっているかもしれません。
歯科医院で行う予防歯科の取り組みでは、患者様に正しいブラッシングのアドバイスなども行っているため、治療や定期検診に合わせて利用してみることをおすすめします。

デンタルフロスや歯間ブラシなど、ケア用品を活用する

歯の隙間は、歯ブラシだけでは十分に汚れが落とせないことがあります。
そのため、歯間ブラシやデンタルフロス、マウスウォッシュなどの口腔ケアグッズをうまく活用するようにしましょう。

定期的に歯科医院でお口のチェックを受けましょう

お口を健康に守るためには、普段のセルフケアと歯科医院でのプロケアを併用することが基本です。
「歯が痛くなったから通う」ではなく、「歯が痛くなることがないように通う」という意識を持って歯科医院とお付き合いをしていきましょう。

歯周ポケット検査は、自覚症状のない歯周病も早期に察知できます

歯周病は、自覚症状がないままいつの間にか進行してしまうリスクを含んでいます。
特に症状や気になることがなくても、数ヶ月に一度は歯周病の検査を受けて、早めに対策を打てるようにしておきましょう。

歯並びや噛み合わせも将来的なお口の健康維持に欠かせません

歯並びや噛み合わせが乱れると、お口全体の健康維持に支障をきたしてしまうことがあります。
噛み合わせに変化があった場合にはすぐに改善に取り組めるよう、定期的にチェックを受けるようにしましょう。

治療した歯を長持ちさせるためのポイント

「一度治療をした歯が痛くなった」「詰め物や被せ物が外れてしまった」「入れ歯が合わなくなった」など、治療後のトラブルはすぐに歯科医院で相談するようにしましょう。
また、極力トラブルリスクを回避するためには、歯科医院選びや素材選びにこだわることも大切です。

精密な治療を受けられる歯科医院を選びましょう

ごく当たり前のことにはなりますが、丁寧な治療を受けられる歯科医院を選ぶことで、その後のトラブル再発リスクは大きく軽減されます。
歯科医院を選ぶ際には、以下のような点をチェックしてみることをおすすめします。

充実した設備があるか

精密な治療を行うためには、マイクロスコープや歯科用CTといった設備が欠かせません。
さまざまな設備を駆使して、丁寧かつ精密な治療を提供している歯科医院を選ぶようにしましょう。

事前のカウンセリングや説明があるか

適切な治療を行うためには、歯科医師と患者様の信頼関係が非常に重要です。
事前にきちんと説明をしているか、丁寧なカウンセリングが行われているか、わからないことを気軽に相談できる雰囲気が作られているか…などのポイントもチェックできると良いでしょう。

長持ちする素材を選んで治療を受けましょう

治療した歯を長く維持するためには、素材や治療方法にもこだわる必要があります。
同じ治療を行う場合であっても、耐久性に優れた素材はお口の中で劣化するリスクが低く、長期的に良好な状態を維持できるようになります。

保険診療で用いる銀歯の寿命

費用を抑えて詰め物や被せ物治療を受けたい場合、保険診療の銀歯を使用することになります。
銀歯の寿命は3年〜5年と言われており、経年劣化によって金属が溶け出したり変形したりするリスクがあります。
そのため、定期的に治療箇所のチェックを行い、必要に応じて再治療を受けるようにしましょう。

自費診療で選べるセラミックの特徴

セラミックの素材は、10年〜20年の耐久性が魅力です。
また、表面に汚れがつきにくく、隙間もできにくいことから二次う蝕(虫歯の再発)リスクを大きく軽減できるというメリットがあります。
そのほかにも、金属アレルギーの心配がないことや審美性にも優れていることなどから、最近は多くの方に選ばれている素材です。

健康な歯を維持するためにできること

健康な歯を維持するためにできること

歯の健康は、患者様の体を健康に維持することにも直結します。
一方で、歯を守っていくためには毎日の生活習慣を見直すことも重要です。
例えば、甘いものや酸味の強いもの、炭酸飲料を多く摂る習慣があると、歯の健康にリスクを与えてしまうため、食生活を改善することが大切です。
また、片方の歯ばかりで噛む、歯ぎしりや食いしばりなどの口腔習癖があるという方は、そうした習慣を改善することで歯並びや噛み合わせを維持しやすくなるでしょう。
そのほかにも、過度なストレスをためないこと、お酒やタバコは極力控えること、正しいブラッシングを身につけることも将来的に歯を長持ちさせることにつながります。
もちろん、お口のことでわからないこと、気になること、不安なことがあった場合にすぐ相談できるかかりつけのクリニックを持っておくことも、大切なポイントです。

092-943-1151